現在コワーキングとして運営している鍬と本ですが、来年4月に同敷地内の別棟で一棟貸の宿もオープン予定です。
4月以降もコワーキング部分はそのままドロップインもあるコワーキングとして利用いただけますが、宿泊のお客様には夜の間もワーキングスペースとしてコワーキング部分を利用いただけるようにする予定です。

また、鍬と本では、改築費用の一部としてクラウドファンディングを実施中です。
下記に少しクラウドファンディングページの内容を略しつつ転載いたします。

一件の相談からはじまった「鍬(くわ)と本」プロジェクト

今回のプロジェクトの発端は、「年をとって家を潰すかどうか悩んでいる。」という一件の相談から始まりました。

ご相談いただいた物件は、旧崎中邸(男木島を代表する築120年の旧郵便局舎)です。男木島の郵便局として親しんでいた場所で潰すのは忍びない気持ちが強く、私たち(福井大和・順子)で購入することにしました。

「鍬(くわ)と本」オープン

島の人の記憶の場所、男木島を代表する建物としての崎中邸を次の世代まで残していくことを考えた結果、「アフターコロナの新しい働き方」も考慮して、リモートワークもできる場所としての拠点を作ることにし、コワーキングスペースとしての「鍬と本」を2021年にオープンしました。

前の所有者様も人が行き交う場所に再生していっていることを喜んでくださっており、島のおじいちゃんおばあちゃんが、再び姿を現した郵便局舎を見て昔話をしてくれるのも嬉しく聞いています。

今回のプロジェクト

そんな中でですが、現在男木島はすぐに住める状態の空き家は少なく、移住相談は増えているのに需要と供給に課題があります。移住者支援として一時お試し移住の場の提供もしていましたが、現在は住む家がなく移住を実現するのには時間がかかる状況となっています。

そこで、中・長期の体験移住も視野に入れつつ、まずは宿泊をして男木島を体感する場所として「鍬と本」をアップデートすることにしました。

ネクストゴールに向けて

現在クラウドファンディングは第一目標金額の200万円を達成することができ、ネクストゴールの300万に向けて進行中です。

ネクストゴールでは男木島の文化としての「食」を楽しんでいただくため、お客様への提供用のキッチンを作ろうとしています。

今回のプロジェクトではクラウドファンディングだけではなく、銀行からの融資も受けながら全体として1,850万の工事費用を見込んでいます。
またクラウドファンディングのページでは新着情報にて工事の進捗状況なども発信しております。
どうぞ、一度ご覧になってください。

男木島を未来へ繋ぐ|古い郵便局舎を生かし、人や文化が往き交う宿へ